冬のお肌はどうなっている

2023

11/16

Published

2023.11.16

/ tateishi

冬は肌トラブルの多い季節です。　今回はお肌のお勉強を・・・

　皮膚の一番上にある角質層には10～30パーセントの水分が含まれ、保湿物質である角質細胞間脂質と天然保湿因子がしっかりと水分を保っています。

さらに、皮脂と汗が混じってつくられる皮脂膜が、角質層の表面を覆っています。
皮脂膜は、天然の保湿クリームのような物です。

外界の刺激や異物から皮膚を守ると共に、皮膚の水分が蒸発するのを防ぐ「バリア機能」の役割を果たします。

しかし、気温が下がり、大気が乾燥する冬は、気温の低下や空気の乾燥などから角質層の保湿機能が低下しやすく、乾燥が進みます。

　乾燥（ドライスキン）がすべての肌トラブルの原因とも言われています。

　角質層は、レンガのように角質細胞が何層にも積み重なって形成されています。　　

その細胞同士をつなぐ角質細胞間脂質や、細胞内にある天然保湿因子が減少・不足すると、角質層の水分が蒸発し、細胞がはがれたり、縮んだりします。これにより角質層が乱れ、すき間ができます。そのすき間からさらに皮膚内部の水分が蒸発し、乾燥が進むのです。

その予防や改善には、外用のオゾン化粧品

内服の燕の巣、ダブルリンクル（プラセンタ）もございます。

私の顔がかぶれを起こした時に活躍してくれたのはオゾン水、オゾナジェルクリーム、　オゾナエッセンシャルローションでした。この３つの共通点はオゾンが含まれているということです。

ところで、具体的にオゾンって何かご存じでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オゾン層という言葉ならお聞きになっていると思います。　

オゾン層が私たち生物を有害な紫外線から守ってくれています。オゾン層が誕生し、生物は紫外線から守られ、海から陸に上がることができました。そして人類が誕生しました。
つまり、オゾンは人類にとってとても大切な存在なのです。

　オゾンは、化学式で（O3）と書き、酸素分子（O2）に酸素原子（O ）が１個ついた　状態のものです。酸素原子が3個がオゾンということになります。この原子が奇数だと安定性が弱いためにすぐに酸素分子（O2）に戻ろうとします。これをオゾンシグナルと言います。オゾンには分解されても酸素に戻るだけですので、環境に優しいという特長があります。

従来より、オゾンは殺菌、脱臭、漂白で広く産業界で活用されています。

具体的には、飲料水の消毒、スイミングスクールの水の消毒、赤ちゃんのへその緒の消毒です。しかしオゾンを使うためには大きな機械でオゾン水を作らなくてはいけなかったので一般には普及しませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

オゾンを普及しようと頑張られた薬剤師がいらっしゃいます。　　　　　　　

それは現在オゾン化粧品の会社社長の塩田剛太郎先生です。　　　　　　　　　　　　　

もともとお父様がオゾンの研究をされていたのですが、オゾンには興味がなかったそうです。そんなある日サイエンスという有名な科学雑誌に「オゾンには人のガン細胞を叩く働きがある」というのを見つけ身近にあったオゾンの研究を始めたと伺いました。

ステロイド剤より強力？？

塩田先生は、昭和大学や慶応大学との共同研究を重ねられ、オゾンをグリセリンに混ぜてクリームにするという方法を見つけられました。

まず始めに看護師さんの手荒れに使ってもらったところ、手荒れ改善、手のシミが消えた、手がしっとりしてきたと大好評になりました。

化粧品には全く興味のなかった先生でしたが、看護師さん達の声に押され化粧品を開発することになりました。

　お題のステロイド剤より強力？？　にはびっくりされるかと思いますが、上記のような理由もあり、その上、私が使ってみて、店頭で販売して見て、順ちゃんがそう感じているのです。

　ステロイド剤には炎症を抑える、痒みを抑えるという働きは強いのですが、

①肌のつくり変えをしっかりする、