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女性特有の病気

 

1. 女性の更年期

更年期が始まる年齢には個人差がありますが、最も多い閉経年齢が 50 歳で、45 歳前後が ひとつの目安となります。
閉経年齢が早いか遅いかは、遺伝的要因や初経が早かったから閉経も早いなどということ とまったく関係ありません。
ただ、離婚や仕事のストレスなど、環境因子によって 40 歳より前に閉経を迎えるケースも あります。
閉経の徴候として最も多いのが月経異常です。
月経周期が早まったり、遅れがちになったり、間隔がばらばらになったり、月経の持続日数 も 2~3 日のときもあれば、2 週間も続くケースもあります。
月経量は減る人もいれば、増える人もいます。
40 代半ばになって、月経異常が続いたら「そろそろ更年期に入ったかな」 と考えてよいと思います。ただし、子宮がんによる不正出血なのか、子宮筋腫、 甲状腺や下垂体の病気による月経異常なのか区別がつきませんから注意が必要です。

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月経異常と前後して、突然に顔がカーッと熱くなったり、手足の冷え、発汗、動悸、不眠、 イライラなどの症状に悩まされる人も多くなります。

なぜ、いろいろな症状が出るのかを簡単に言うと 自律神経が乱れ全身に影響を及ぼすた めです。
閉経が近くなって「エストロゲン(卵巣から分泌される女性ホルモン)」の分泌量が急激 に減少すると、エストロゲンを以前のように分泌させようと、下垂体から「卵胞刺激ホルモ ン(エストロゲンの分泌を促すホルモン)」がたくさん分泌されます。

この 2 つのホルモンのバランスが乱れることによって
自律神経のバランスも崩れやすくな り
「自律神経失調症」が起こるのです。

自律神経の中枢が下垂体のすぐ近くにあるため、自律神経が影響を受けてしまうと考え られています。

自律神経は私たちの意思で働きを調節できない神経で、心臓や胃腸、血管をはじめ全身の機 能をコントロールしていますので、自律神経が不調になれば、全身にさまざまな症状が出て きます。
とくに多いのが、突然、カーッとのぼせて汗が出て、顔が熱くほてり、動悸や脈が早ま るといった症状です。 しばらくするとおさまりますが、症状がおさまったかと思うと、次々に違った症状が出るこ ともあります。
いろいろな自覚症状に悩まされ、病院で検査を受けても原因となる病気は見つかりませ ん。また、症状は一定せず、症状の出方にも波があります。 これを「不定愁訴」といい、更年期の症状の大きな特徴といえます。
通常、体がホルモンの変化になじむに従って、自律神経も落ち着いてくるため、これらの 症状は次第におさまりますが、症状が強い場合などは症状に応じて必要な治療を行います。

更年期障害改善にお勧めの漢方・漢方サプリメント強く出る症状により漢方薬では、
加味逍遥散(かみしょうようさん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

漢方サプリメントでは
亀齢寿(きれいじゅ)
野牡丹(のぼたん)
子羊袋(こひつじふくろ)
紅参(こうじん)

などの中から使い分けます。

2.初経がこない

女性に初めて月経が起こるのは、12 歳前後が平均ですが、早い人では 8~9 歳、遅い人で は 16 歳頃に初経を迎えることもあります。

このように、極端に初経が早いものを早発月経、 遅いものを遅発月経と呼んでいます。

しかし、18 歳を迎えてなお初経がない場合は、「原発性無月経」といいます。 性染色体の異常や生まれつき膣や子宮、卵巣などの性器がない場合、女性ホルモンの分泌を コントロールする脳の視床下部や脳下垂体、卵巣の働きの異常などいろいろな理由が考え られます。

時には、処女膜や膣が閉鎖していて月経血が外に排出されないために、一見無月経のように みえることもあります。 この場合は月経を起こす体の働きには問題がないので、処女膜を切開するなどの治療でよ くなります。

いずれにしても、早く原因を突き止めて適切な治療を開始する必要があります。 16 歳を過ぎて初経がなければ、婦人科や思春期外来などに受診するべきでしょう。 また、女性ホルモンを補充する療法だけに特化するのは良くないと思います。

漢方で総合的にサポートしながらの治療が良いと思います。 生理を薬で毎月必ず起こすということを続けていると少しでも出ているホルモンが枯渇し てしまうからです。

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初経が来ないときに改善が期待できる
お勧めの漢方薬・漢方系サプリメント

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子羊袋
ダブルリンクル
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などで経過が良いことも多いです。

3.子宮内膜症

子宮内膜症とは、簡単に言えば正常な場所以外に膜が出来る病気です。
子宮内膜症は治らない。原因不明である。といわれてショックを受けている女性も多く見ら れます。

子宮内膜は子宮の内腔を覆っている膜の事です。
この膜が周期によって厚くなり、剥がれ落 ちて生理になります。 しかし、内膜症の場合は異常な場所(子宮内腔以外)で出来るために、血液が排出されず癒着 し、様々な症状を引き起こします。

現在約 12 万人以上の女性が病院で治療を受け、病気にかかっていると言われており、20 代 ~30 代が最も多いです。

ハッキリとした原因はわからずと言われていますが、免疫力の低下・女性ホルモン・ 環境ホルモンの関係性があると思います。

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症状

月経痛・下腹部痛・腰痛・不正出血・性交痛・子宮肥大・月経過多・不妊症・排尿・ 排便異常など 生理を繰り返す度にひどくなっていくのが特徴です。

原因

食べ物が脂っこいもの、高たんぱく、野菜不足 → これらの食事は血液をどろどろにしま す。

睡眠不足 夜中まで起きている生活 → 免疫の生まれ変わりは10時~2時の4時間 が多いと言われています。 その時間帯に起きていると免疫が下がると思われます。 冷えている。

冷えの部分は免疫が上がりにくい → 婦人科の病気を抱える方のほとんどが 冷えを感じています。 生理前におなかが冷たくなる、下痢をする、靴下をはかないと眠れない、などです。

ストレスがある → ストレスは免疫を下げます。
精神的な負担を抱えている人。
くよくよして落ち込みやすかったり、責任感があって頑張りや。
幼い時に厳しく育てられて緊張感が常にある。などです。
甘いもの・おせんべい、御餅類などが大好き → 炎症体質にします。

牛乳・卵・肉などの動物性のものが好き → これらのものには 飼育の際に餌にホル モン剤が多く含まれています 病院での治療で 現在よくされているのが、低用量ピルでの治療。 また、ひどい場合は手術による治療も考えられます。

不妊症の原因にもなるこの病気。
でもかなりの人が抱えている、現在では一般的な病気です。
やはり生理痛がひどい方は、体質などとあきらめたりせず、ご相談ください。

子宮内膜症改善にお勧め
漢方薬・サプリメント

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4.起立性低血圧症

起立性低血圧は体位を変換するときに起こる低血圧です。
朝礼で倒れる高校生や、電車の中で真っ青になっているOL。
夜間、トイレにたった老人がふらっとして倒れるなどがまさにそうです。

起立性低血圧の症状

・立ちくらみ、めまいを起こしやすい
・朝、なかなか起きられず、午前中調子が悪い
・立っていると、急に気分が悪くなったり、気が遠くなり、倒れたりする
・少し動くと、動悸あるいは息切れがする
・入浴後、あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる
・顔色が青白い
・強い腹痛を時々訴える
・倦怠あるいは疲れやすい
・頭痛をしばしば訴える
・乗り物に酔いやすい

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顔色の青白い少年、少女。内臓下垂症的な人。
姿勢の悪い人。
どことなく元気がない人。
神経質そうな人に多くみられます。

思春期と初老期にたいへん多い疾患で、人口の2~3%が罹っている疾患です。
思春期・・・・この時期に身体が急速に成長し 自律神経系の反射機構が完成する時期であるので
初老期・・・・動脈硬化等の身体の加齢現象が関係

原因

身体全体に網の目のように張り巡らされている自律神経 (心臓の動き血液の流れ、呼吸、消化器の機能などをコントロールしているところ)の機能 の障害
私たちが、横になっている時、心臓は頭に血液を送るのも、足に血液を送るのも 同様の力で良いのですが、いったん立ち上がった時血液は重力に引かれ、下半身のほうに下 がろうとします。
この時、脳に十分血液が還流されないと脳貧血の状態が起きてしまいます。
立ち上がる時、脳へ行く血管の血流は一瞬減ります。
それを頸動脈洞(頚部の血管にある)についているセンサーが敏感に感知します。 それは神経(自律神経)を通って脳に伝わり脳の血圧コントロールセンターは 即座に判断し、心臓に命令を送り、脈拍を多くするように指令します。

ところが、立ったために血液は下のほうへ下がり始めているのですから 脳は下のほうの末梢の血管にも収縮するように命令を出します。
こうしないと、末梢の血管から心臓に還ってくる血液が少なくなり、心臓は ただ空回りをするだけになってしまします。
こうならないために、立位をとると同時に末梢の血管が収縮して、その結果、 心臓に還った血液が順次、脳に回り、脳貧血を起こさずに済むという身体全体 の反応があります。

このような自律神経反射が、健康人なら一瞬のうちに行われるのですが、起立性低血圧の疾 患をもっておられる方ではこの機構のどこかが障害されうまくいかないのです。
心理的なストレスをかけると、この症状が一層ひどくなります。
ストレスによりこうした症状を悪化させる物質が一層多く出るからです。
思春期の方などでは、家族や先生方から叱られ、小言を言われるとよけいに ひどくでます。

見えない病気「低血圧」 医学博士 永田勝太郎著より

症状

低血圧、起立性低血圧は 動悸、息切れ、ため息、胸の痛み、不整脈、頻尿、夕方に起こ る下肢のむくみなど、心臓を中心とした症状が多くみられます。
これらの症状は心臓自体に病気があって起こるのではなく、心臓や血液などを コントロールしている自律神経の乱れによって起きます。

・呼吸困難
・せまい場所に入ると息苦しい(圧迫感)
・食欲不振(特に朝、食べられない)
・下痢、便秘
・朝に腹痛、腹が張る
・悪心、嘔吐 ・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃下垂 ・過敏性腸症候群
・頭痛、肩こり ・足の冷え
・舌痛症 ・夜間頻尿

などです。

心臓は自律神経の乱れを直接受けやすいので まずは自律神経のアンバランスを 整えることも重要です。

低血圧、起立性低血圧のお勧め
漢方薬・サプリメント

1、血液の流れを良くする・・・発酵紅参
2、心臓の筋肉にエネルギーを与える・・・コルマータ Q10
3、自律神経の乱れを整える・・・牛黄、麝香、人参 南国刺五加

半夏白尤天麻湯 (はんげびゃくじゅつてんまとう)
胃腸が弱く、冷え症で軽い頭痛、頭重感、めまいなどがあり悪心、嘔吐、 食欲不振、手足の冷え、全身倦怠感があり、腹部に振水音がある方に

十全大補湯 (じゅうぜんたいほとう)
病後、術後、慢性疾患などで、体力、気力が衰弱、消耗し、疲労倦怠感が 強く、食欲不振、顔色不良を伴うもの。 皮膚は枯燥しやすく、寝汗、口内の乾燥感、貧血を伴う方に

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
体力が弱く、慢性疾患、術後、産後などで体力が低下し、全身の疲れ、食欲不振、貧血な どがあり 頭痛、微熱、動悸、不安などを伴い、これらが持続的にある方に

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女性は、月経などで気血の不足がおきやすいため、疲れやすいことが多いです。
気血が不足すると、便秘、生理不順や皮膚がかさついたり、髪のつやがなくなったり、 指先や足の裏がひび割れたり、爪が薄くなったり、折れたりもします。
血が不足して流れが悪くなると、流れが滞り、今度はおけつとなります。

気、血を流すには なつめの力が有効です。
なつめとは、プルーンのことですが、その中でも黒なつめが特に有効です。

気虚のチェックリスト

🔲 顔色が悪い
🔲 乾燥肌で小じわが気になる
🔲 眠りが浅く、よく夢を見る
🔲 髪につやがなく、抜け毛、枝毛になりやすい
🔲 貧血になりやすく、めまいが起こりやすい
🔲 生理の量が少なくなり、生理の周期が長くなりやすい
🔲 便意はあるが出にくい
🔲 爪が薄くて折れやすい 

これらに当てはまるひとは要注意です。

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