なかなか疲れが取れないのは脳疲労が原因かもしれません
脳疲労という言葉をご存じですか?
脳疲労とは、脳を使い過ぎて脳に炎症(活性酸素)を蓄積させてしまう状態のことを言います。活性酸素が溜まり「酸化ストレス」の状態になると有害な作用が引き起こされます。
元々脳は自律神経をコントロールしています。
この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」という2つの相反する働きをする神経で成り立っています。
交感神経・・・・日中に体を活動的に動かしたり、興奮させたりする神経
副交感神経・・・交感神経とは逆に夜など休息するときに体をリラックスさせる神経
呼吸器、循環器、消化器の臓器は、この自律神経のスイッチで活動的に動かしたり、リラックス、休息させたりとバランスをとりながら体の状態を保っています。
すべての体の機能を司る自律神経が「酸化ストレス」にさらされることで、体の 不調をひきおこす引き金になってしまいます。
脳を整え、脳疲労を回復させることでからだの症状が改善することが多いです。
脳疲労が増えている大きな原因の一つにインターネットやスマートフォンの普及があると思っています。
情報が光のような速さで飛び交い、現代人が1日に触れる情報量が莫大に増えているからです。
脳は莫大な情報の1つ1つを高速で判断していかなくてはなりません。 この処理が追い付かなくなり脳が疲弊してしまうことが脳疲労に繋がります。
脳疲労の初期症状
□食事を「おいしい」と感じなくなった
□夜中や早朝に目が覚める
□理由もなく不安になったり無気力を感じる
□疲れがとれない
□特別体を動かしたわけでもないのに疲れる
□頭がぼんやりして考えがまとまらない
□イライラしたり気分が沈んだりする
脳疲労の改善方法
①睡眠の量も質も高める
毎日7時間は寝てください。寝れなくとも体は横にしていてくださいね。
寝つきの悪い人は就寝の1~2時間前にぬるめのお風呂にゆっくり入り、夜はスマホや
パソコンから遠ざかってください。
②意識して脳に栄養を摂る
サンマやイワシに多く含まれるDHAや鶏の胸肉に多く含まれるイミダペプチド、レモン
やグレープフルーツ、梅干しに多く含まれるクエン酸を積極的に摂ってください。
③長時間のデスクワークを避ける
何時間も集中してパソコンに向かって仕事は、脳疲労を招きます。
4時間仕事で20分休憩よりも、1時間ごとに5分休憩の方が良いです。
④ストレス発散にハードな運動をしない
脳疲労にはストレスが大きく関ります。ストレス発散は必要ですが、ジムにいって激し
い運動をすることや、深酒は避けてくださいね。
心拍数や呼吸を調整するのに脳と自律神経を余計に酷使してしまいます。
体と違い脳の疲れは気づきにくいものですが、脳は24時間365日休みなしで働いてくれています。
脳の疲れを癒すことを考えて、イライラやすとれすから解放され
「今日も疲れた~」
「疲れが抜けない」 と思う生活から、
「今日も充実した1日だった」 と思える疲れにくい脳に整えてくださいね。