腸内環境 善玉菌が生きたまま腸まで届く

インフルエンザや、コロナ、マイコプラズマ肺炎、帯状疱疹など免疫が落ちてかかってしまう病気になる方が増えているように思います。
腸内環境には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌があります。
腸内には、数百種類、数兆個もの細菌が生息しており、「腸内フローラ」または「腸内細菌叢・ちょううないさいきんそう」と呼ばれています。
これらの細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類に大きく分類されます。
- 善玉菌: ビフィズス菌や乳酸菌などが代表的で、腸の蠕動運動を促進したり、免疫細胞を活性化したり、ビタミンを合成したりするなど、体に有益な働きをします。
- 悪玉菌: 大腸菌の一部やウェルシュ菌などが代表的で、腸内で有害物質を産生することがあります。ただし、一定量は必要で、完全に排除する必要はありません。
- 日和見菌: 普段は大人しいですが、体の免疫力が低下すると悪玉菌のように働くことがあります。
これらの細菌は、互いにバランスを取りながら腸内に生息しており、このバランスが崩れると、腸内環境が悪化し、免疫機能にも悪影響を及ぼします。
腸内フローラは、免疫細胞の働きを調整する役割も担っています。
善玉菌は、免疫細胞を活性化し、病原菌やウイルスに対する抵抗力を高める働きがあります。
また、腸の粘膜を強化し、有害物質の侵入を防ぐバリア機能を高める効果もあります。
逆に、悪玉菌が増殖すると、免疫細胞のバランスが崩れ、免疫機能が低下するだけでなく、アレルギーや自己免疫疾患などの原因となることもあります。
善玉菌の主役は乳酸菌です。
ところで、CMで乳酸菌が生きたまま腸まで届く とありますが、生きたまま届かなくてもいいってご存じでしたか??
生きたまま届かなくても、死骸の乳酸菌も善玉菌の餌となり役立つのです。
そして、そもそも生きたまま届くのはごく少量なんですよ。
腸内細菌は約1,000種類、100兆個もが生存していると言われています。
このため、これだけたくさん存在する腸内フローラを整えるには、できるだけたくさんの乳酸菌を普段から摂る必要がある、というのが光岡先生の理論です。
乳酸菌派は、生きている菌かどうかよりも、1つづつの粒子の大きさ、摂取量におおきな影響力があるとされています。
しっかりと小腸で吸収されるナノ型(極めて小さい粒子)であることが大切です。
乳酸菌派、「1日1兆個摂りましょう。」と推奨されています。

腸内環境が悪いと便秘や下痢などの症状が出るだけではなく、免疫が暴走してアレルギーなどの症状を起こすことが判ってきました。
腸は、食べ物だけでなく、それと一緒に病原菌やウイルスなどが常に入り込んでくる危険性のある場所です。
体内で最も密接に“外界”と接する臓器です。
だから腸には、病原菌やウイルスなどの外敵を撃退してくれる頼もしい戦士「免疫細胞」が大集結しています。
体中の免疫細胞のおよそ7割が腸にあるそうです。
大量の免疫細胞が、腸の壁のすぐ内側に密集して、外敵の侵入に備えてます。
また腸の中には、全身から寄せ集めた免疫細胞の“戦闘能力”を高めるための、特別な「訓練場」まで用意されています。
それが、「パイエル板」と呼ばれる、小腸の壁の一部に存在する平らな部分です。
パイエル板の表面には、腸内を漂うさまざまな細菌やウイルス、食べ物のかけらなどの「異物」を、わざわざ腸の壁の内部(つまり体内)に引き入れるための “入り口”が用意され、そこから引き込んだ「異物」を、パイエル板の内側に密集する大量の免疫細胞たちに触れさせ、人体にとって有害で攻撃すべき敵の特徴を学習させているのです。
腸での訓練を受けた免疫細胞たちは、腸で守りを固めるだけでなく、血液に乗って全身にも運ばれ、体の各所で病原菌やウイルスなど敵を見つけると攻撃する“戦士”となります。腸は「全身の免疫本部」なのです。
近年、体を守るよう腸でしっかり訓練されているはずの免疫細胞が「暴走」し、本来攻撃する必要のないものまで攻撃してしまうという異常が、現代人の間に急増しています。
それが、さまざまな「アレルギー」や、免疫細胞が自分の細胞を攻撃してしまう「自己免疫疾患」と呼ばれる病気です。
「腸内細菌の異常」が免疫の暴走を生じさせていることが明らかになってきました。
免疫の暴走を抑えるには腸内環境を整えることが必須です。
腸内環境を整えるには、食品添加物や薬の服用を減らす食生活をし、積極的に発酵食品と食物繊維を摂ることが必要です。

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