夏の肌トラブル、あきらめないで！ゆる漢方で“負けない肌”を育てよう
ごきげんよう～ ゆる漢方マイスターの順々こと立石順子です。
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うだるような暑さが続くと、お店にも「なんだか肌の調子が悪くて…」というご相談が増えてきます。
「赤みやかゆみがつらい…」 「急にブツブツができて、なかなか治らない」 「汗でじゅくじゅくしたり、逆にカサカサしたり…」
夏は、お肌にとって本当に過酷な季節ですよね。
紫外線や汗、冷房による乾燥など、肌のバリア機能が弱まり、ちょっとした刺激にも敏感に反応しやすくなってしまいます。
漢方では、こうした夏の肌トラブルを「からだの内側からのサイン」として捉えます。
今日は、その原因と、おうちで簡単にできる「ゆる漢方養生」についてお話ししますね。
夏の肌荒れは「熱」と「湿」が原因だった！？
漢方では、夏の厳しい暑さやジメジメした湿気が、私たちのからだに影響を与えると考えます。
これを「熱邪（ねつじゃ）」や「湿邪（しつじゃ）」と呼んだりします。
なんだか難しい言葉ですが、要は「暑さの邪気」「湿気の邪気」というイメージです。
この邪気がからだの中に入り込むと、内側で熱がこもってしまいます。
特に、栄養を運び、からだを潤す役割のある「血（けつ）」に熱がこもった状態を「血熱（けつねつ）」と呼びます。
からだの内側がカッカと燃えているような状態…
これこそが、赤みやかゆみ、炎症といった夏の肌トラブルの大きな原因のひとつなんです。
この「血熱」の状態が続くと、
- 皮膚の免疫力が低下し、
- 肌のバリア機能が弱まり、
- ちょっとした刺激で炎症を起こしやすくなる
という悪循環に陥ってしまいます。
じゃあ、どうすればいいの？お肌を元気にする３つのステップ
つらい肌トラブルを改善していくには、原因に合わせたアプローチが大切です。
ゆる漢方では、こんな風に考えていきます。
- まずは、こもった「熱」を冷まそう！（炎症を取る）
からだの内側にこもった余分な熱を冷ましてあげることが、赤みやかゆみを抑える近道です。 - からだの「気」と「血」を整え、バリア機能を強化！（免疫力を整え、皮膚バリアを強くする）
肌のバリア機能を担っているのは、エネルギーである「気」と、栄養である「血」です。
これらをしっかり補い、巡らせることで、刺激に負けない丈夫な肌を育てます。 - 刺激に過敏に反応しない、穏やかな状態へ（過敏反応を抑える）
からだ全体のバランスが整うと、肌も過敏な状態から落ち着きを取り戻し、ささいなことでトラブルを起こしにくくなります。
今日からできる！夏の肌トラブルにさよならする「ゆる漢方」
難しいことはありません。毎日の生活にちょっとした工夫を取り入れるだけで、お肌は変わっていきますよ。
1. 「冷ます」食べものを味方につけよう
からだの熱を冷ましてくれる食材を積極的にとりましょう。
- おすすめの食材： きゅうり、トマト、なす、ゴーヤ、スイカ、冬瓜など、夏が旬の野菜や果物。
- 漢方食材なら： 緑豆、はとむぎ、ミントティーなどもおすすめです。
【ちょっと注意！】 逆に、香辛料のきいた辛いもの、脂っこいもの、甘いもの、アルコール類は、からだに熱をこもらせやすいので、肌の調子が悪いときは少しお休みしてみてくださいね。
2. 「潤い」を補給して、カサカサもじゅくじゅくも防ぐ
肌の潤いを保つことも大切です。
- おすすめの食材： 白きくらげ、山芋、梨、豆腐、豆乳など、白い食材はからだを潤すと言われています。
じゅくじゅくタイプの湿疹も、実は内側の潤い不足が原因で、肌の水分バランスが崩れていることが多いんですよ。
潤いをプラスしたいときにおススメなのがツバメの巣です。
これ、絶対におススメです。
店頭では特にツバメパワーという粉末タイプを勧めています。
3. ゆったり過ごして、「気」の消耗を防ぐ
暑い夏は、知らず知らずのうちにエネルギーである「気」を消耗してしまいます。
- 十分な睡眠をとる
- 日中の暑い時間帯の外出はなるべく避ける
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってリラックスする
頑張りすぎず、心とからだを休ませてあげることも、立派なゆる漢方養生で、スキンケアです。
夏の肌トラブルは、からだが「ちょっと休ませて～」「バランスが乱れているよ～」と教えてくれているサインかもしれません。
ご紹介した「ゆる漢方養生」を試してみても、なかなかつらい症状が改善しない場合は、お一人で悩まずに、ぜひご相談くださいね。
あなたの体質に合わせた漢方養生が、きっと助けになってくれるはずです。
今年の夏は、からだの内側からしっかりケアして、健やかなお肌で快適に乗り切りましょう！
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このBlogは、門真市との境にある守口市藤田町のヘルシーBOX立石薬店 店主・ゆる漢方マイスターの 順々 こと 立石順子が書きました。
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