その目の疲れ、「肝」の悲鳴かも?東洋医学で根本改善するPC・スマホ眼精疲労
ごきげんよ~う
ゆる漢方マイスターの順々です。
私は、毎日仕事時間の半分はパソコンの前でブログを作ったり、ニュースレターの原稿を作ったり、Instagramの更新、などなどすごく目を酷使しています。
で、眼精疲労を実感しています。アカンけど・・・・
PC・スマホ眼精疲労を根本改善!「肝」のケアと「ルテイン」の力
デスクワークでのパソコン作業、通勤中のスマートフォン、自宅での動画鑑賞やオンライン会議…。
私たちの目は、かつてないほど酷使され、有害な「ブルーライト」に晒されています。
多くの人が感じる「目の疲れ」ですが、「いつものことだから」と軽く考えて放置していないでしょうか。
実はその眼精疲労、単なる目の問題だけにとどまらず、慢性的な肩こりや頭痛、さらには自律神経の乱れといった全身の不調につながる危険なサインかもしれません。
今回は、体の内側から整える東洋医学の知恵と、現代栄養学が注目する防御成分「ルテイン」の力を組み合わせ、しつこい眼精疲労を根本から改善するためのアプローチを専門的に解説していきます。
なぜ目は疲れるのか?東洋医学が解き明かす「目と肝」の深い関係
「目が疲れた」と感じたとき、目薬をさしたり、目を休ませたりする方は多いでしょう。しかし、東洋医学では、目の健康は体全体のバランス、特に「肝(かん)」の状態と密接に関わっていると考えます。
「肝は目に開竅(かいきょう)する」という絶対的な原則
東洋医学には「肝は目に開竅する」という言葉があり、肝の健康状態が、目の機能や状態に直結していることを示します。肝は、主に二つの働きで目を支えています。
一つ目は「肝は血を蔵す(ぞうす)」という働きです。
肝は血液(東洋医学では「血(けつ)」)を貯蔵し、体の各部位に供給するダムのような役割を担っています。
特に「見る」という行為は大量の血を消耗するため、長時間目を酷使すると肝の血が不足(肝血虚)し、かすみ目やドライアイ、視力低下を引き起こします。
二つ目は「肝は疏泄(そせつ)を主る(つかさどる)」という働きです。
これは、全身の「気(き)」(生命エネルギー)の流れをスムーズに保ち、精神状態を安定させる機能です。
ストレスでこの機能が乱れると(肝気鬱結)、気の滞りが熱を生み、目の充血や痛み、頭痛などを引き起こします。
つまり、目の疲れは単なる目の使いすぎだけでなく、「肝」が血を消耗し、ストレスによって機能が乱れた結果として現れる「体からのサイン」なのです。
あなたの眼精疲労はどのタイプ?原因別セルフチェック
眼精疲労と一言でいっても、その原因や現れ方は人それぞれです。ご自身の症状から、どのタイプに近いかチェックしてみましょう。
タイプ①:肝血虚(かんけっきょ)タイプ【栄養不足・消耗型】
- 目の症状:目がかすむ、ピントが合いにくい、乾きやすい、夜になると見えにくい。
- 全身の症状:顔色が白っぽい、爪がもろい、髪がパサつく、めまい、立ちくらみ。
- こんな方におすすめ:長時間PCやスマホを使う方、細かい作業が多い方。
タイプ②:肝腎陰虚(かんじんいんきょ)タイプ【潤い不足・老化型】
- 目の症状:目の乾きがひどい、ゴロゴロする、充血しやすい、まぶしく感じる。
- 全身の症状:手のひらや足の裏がほてる、口やのどが乾く、寝汗、耳鳴り、足腰のだるさ。
- こんな方におすすめ:加齢が気になる方、夜更かしが多い方。
タイプ③:肝気鬱結(かんきうっけつ)タイプ【ストレス・緊張型】
- 目の症状:目が張ったように痛む、重い、充血、まぶたのけいれん。
- 全身の症状:イライラしやすい、気分の落ち込み、胸や脇が張る、頭痛、ため息が多い。
- こんな方におすすめ:精神的なストレスが多い方、緊張しやすい方。
今日から始める!タイプ別・眼精疲労を改善する漢方・食養生
ご自身のタイプに合わせたセルフケアを取り入れ、体の内側からバランスを整えましょう。
- 【肝血虚タイプの方へ】「血」をしっかり補いましょう
- 漢方薬:「四物湯(しもつとう)」などがベースになります。
- おすすめ食材:レバー、赤身肉、なつめ、黒ごま、ほうれん草など。
- ほうれん草は東洋医学的に「血」を補うだけでなく、後述する現代栄養学の視点からも、目を守る重要成分「ルテイン」を豊富に含む優れた食材です。
- ほうれん草は東洋医学的に「血」を補うだけでなく、後述する現代栄養学の視点からも、目を守る重要成分「ルテイン」を豊富に含む優れた食材です。
- 【肝腎陰虚タイプの方へ】「潤い」をチャージしましょう
- 漢方薬:「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」などが代表的です。
- おすすめ食材:クコの実、菊花、黒豆、山芋、白きくらげ、豚肉。
- 【肝気鬱結タイプの方へ】「気」の巡りをスムーズにしましょう
- 漢方薬:「加味逍遙散(かみしょうようさん)」などがよく使われます。
- おすすめ食材:セロリ、春菊、ミント、ジャスミン、柑橘類。
【現代栄養学】東洋医学のケアにプラス!目を守る「ルテイン」の力
東洋医学で内側から体を整えるアプローチに加え、現代栄養学の視点から「目を守る」成分を補うことも非常に効果的です。その代表格が「ルテイン」です。
目の「天然のサングラス」ルテインとは?
ルテインは、強力な抗酸化作用を持つカロテノイドという色素成分の一種です。
私たちの体内では、目の網膜の中心部である「黄斑部」や水晶体に多く存在しています。
その最も重要な働きは、パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトなどの有害な光を吸収し、網膜にダメージが届くのを防ぐことです。
まさに目の「天然のサングラス」のような役割を果たしてくれています。
しかし、残念ながらルテインは体内で作り出すことができません。
さらに、加齢や喫煙、そしてブルーライトを浴びること自体で、体内のルテインはどんどん消費・減少してしまいます。
だからこそ、日々の食事から意識的に摂取する必要があるのです。
ルテインを多く含む食品と賢い摂り方
ルテインは、色の濃い緑黄色野菜に豊富に含まれています。
- ルテインが豊富な食品:ケール、パセリ、ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなど。
- 意外な優等生:卵黄にもルテインが含まれており、野菜に含まれるルテインよりも体に吸収されやすいという研究報告もあります。
ルテインは脂溶性(油に溶けやすい性質)のため、油と一緒に摂ることで吸収率が格段にアップします。
ほうれん草を食べるならおひたしに胡麻和えや良質なオイルをかけたり、油で炒めたりするのがおすすめです。
卵料理も効率よくルテインを摂取できるメニューと言えるでしょう。
仕事の合間にできる!プロが教える眼精疲労リセット術
内側と外側からのケアに加え、物理的に目の緊張をほぐすことも大切です。
- 特効ツボ押しで血流促進:
- 睛明(せいめい):目頭のやや内側。
- 攅竹(さんちく):眉頭の内側。
- 太陽(たいよう):こめかみ。
- 風池(ふうち):首の後ろ、髪の生え際。
- 蒸しタオルで温める「温罨法(おんあんぽう)」:濡らしたタオルを電子レンジで温め、閉じたまぶたの上に5〜10分のせます。
血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれます。 - 意識的な「まばたき」と「眼球ストレッチ」:1時間に1回は遠くを眺めたり、眼球をぐるりと回したりして、凝り固まった目の筋肉をほぐしましょう。
まとめ 今回は、しつこい眼精疲労を改善するために、東洋医学と現代栄養学、二つのアプローチをご紹介しました。
東洋医学の視点で「肝」をいたわり、気血を整えることで体の内側から目を養うこと。
そして、現代栄養学の視点で、「ルテイン」を積極的に摂取し、ブルーライトという外からの刺激から目を守ること。

この二つのケアは、どちらか一方ではなく、両方を行うことで相乗効果が期待できます。
ご自身の体質に合った食養生を基本としながら、ルテインが豊富な食材を日々の食事にプラスし、こまめなセルフケアで目を休ませてあげる。
これが、デジタル社会における目の健康を守るための最適な方法と言えるでしょう。
あなたのその目の疲れは、体からの重要なサインです。見て見ぬふりをせず、今日からできるケアを始めて、クリアな視界で快適な毎日を取り戻しましょう。
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