乾癬でお悩みの方へ：つらい症状と向き合うために
ゆる漢方マイスターの順々です＞
皮膚のトラブルには沢山の種類があります。
今日は、先日ご相談頂いた乾癬（かんせん）についてです。
乾癬は、皮膚が赤くなり、銀白色の鱗屑（りんせつ）が付着する慢性の皮膚疾患です。
通常、皮膚は約4週間かけて新しい細胞に生まれ変わりますが、乾癬ではこのサイクルが3～4日と非常に短くなり、古い角質が剥がれ落ちる前に新しい角質が作られるため、皮膚が厚く盛り上がり、ポロポロと剥がれ落ちる症状が現れます。
乾癬の種類
乾癬は、症状の現れ方によっていくつかの種類に分けられます。
- 尋常性乾癬：最も一般的なタイプで、赤い発疹の上に銀白色の鱗屑が付着します。
- 乾癬性紅皮症：全身の皮膚が赤くなり、鱗屑が広範囲に及ぶ重症型です。
- 関節症性乾癬：関節の腫れや痛みなどの関節炎を伴うタイプです。
- 膿疱性乾癬：発熱や全身症状を伴い、無菌性の膿疱（膿を持った発疹）が現れるタイプです。
- 滴状乾癬：小さな水滴のような発疹が全身に現れるタイプです。
- 爪乾癬：爪に小さな穴やくぼみ、変色などの症状が現れるタイプです。
西洋医学的な治療
現在の西洋医学では、乾癬は完治が難しい病気とされており、症状を和らげるための対症療法が中心となります。
- 外用療法：ステロイド外用薬やビタミンD外用薬などを使用します。
- 光線療法：紫外線を照射する治療法で、PUVA療法やナローバンドUVB療法などがあります。
- 内服療法：症状が重い場合には、免疫抑制剤や生物学的製剤などの内服薬が使用されることもあります。
近年では、生物学的製剤などの新しい治療法も登場していますが、これらの治療法は効果が高い反面、副作用のリスクも伴います。
個人的には、ちょっと怖い感じがしています。
食事療法
乾癬の症状を改善するためには、食生活の見直しも重要です。
- 和食中心のバランスの取れた食事を心がけ、野菜、特に緑黄色野菜を積極的に摂りましょう。
- パン食、マヨネーズ、ドレッシング、肉類、揚げ物、甘いもの、お菓子などは控えめにしましょう。
- 外食はできるだけ避け、自炊を心がけましょう。
最後に
乾癬は根気強く治療を続けることで、症状をコントロールし、日常生活を送ることが十分に可能です。一人で悩まず、専門医と相談しながら、ご自身に合った治療法を見つけることが重要ですね。
炎症と免疫の暴走をコントロールすることで改善できます。
もしお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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