私の体にも銅が入っている
私たちは普段、健康のために様々な栄養素を摂取すること意識していますよね。
ビタミンやタンパク質、炭水化物などはよく耳にすると思いますが、「銅」というミネラルについてはどうでしょうか?
実は銅は、私たちの体にとって非常に重要な役割を担っている必須ミネラルの一つです。
今回は、この知られざる栄養素「銅」について、その働きや摂取方法、注意点などを詳しく解説していきます。

銅の働き
銅は体内で様々な働きをしています。主なものとしては以下の点が挙げられます。
- 赤血球の形成を助ける: 銅は鉄の吸収を助け、ヘモグロビンの合成を促進することで、酸素を全身に運ぶ赤血球の形成に貢献しています。
- 骨や血管を丈夫にする: 銅はコラーゲンやエラスチンの生成に関与し、骨や血管、皮膚などの組織を丈夫に保つ働きがあります。
- エネルギー産生を助ける: 銅はミトコンドリアの機能を維持し、エネルギー産生を助ける役割を担っています。
- 免疫機能の維持: 銅は免疫細胞の働きを活性化し、感染症などから体を守る免疫機能の維持に役立ちます。
- 神経伝達をサポート: 銅は神経伝達物質の合成に関与し、脳や神経の正常な働きをサポートしています。
- 抗酸化作用: 銅は活性酸素を除去する酵素の構成成分となり、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用を発揮します。
このように、銅は生命維持に欠かせない様々な機能に関わっており、健康を保つためには十分な量の銅を摂取することが重要です。
銅が不足するとどうなる?
銅が不足すると、以下のような症状が現れる可能性があります。
- 貧血: 銅は鉄の利用を助けるため、不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こす可能性があります。
- 骨粗鬆症: 銅は骨の形成に関与しているため、不足すると骨がもろくなり、骨折しやすくなるリスクが高まります。
- 動脈硬化: 銅は血管の健康維持に必要であり、不足すると動脈硬化のリスクが高まる可能性があります。
- 免疫力低下: 銅は免疫機能に関与しているため、不足すると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる可能性があります。
- 神経障害: 銅は神経伝達に関与しているため、不足すると神経障害を引き起こす可能性があります。
銅の欠乏症は比較的まれですが、偏った食生活や消化器疾患などによって起こる可能性があります。
銅を多く含む食品
銅は様々な食品に含まれていますが、特に多く含まれる食品は以下の通りです。
- 魚介類: 牡蠣、イカ、タコ、エビ、カニなど
- 肉類: 牛肉、豚肉、鶏肉など
- 豆類: 大豆、納豆、豆腐など
- ナッツ類: アーモンド、カシューナッツ、くるみなど
- 種子類: ごま、ひまわりの種など
- 穀類: 玄米、全粒粉パンなど
- 野菜: ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなど
- 果物: アボカド、バナナなど
- ココア: ココアパウダー、チョコレートなど
これらの食品をバランスよく摂取することで、銅を効率的に摂取することができます。
1日に必要な銅の摂取量
1日に必要な銅の摂取量は、年齢や性別によって異なります。
- 成人男性: 1.0mg
- 成人女性: 0.8mg
- 妊婦: 1.0mg
- 授乳婦: 1.3mg
通常の食生活を送っていれば、銅が不足することはほとんどありません。
しかし、偏った食生活や特定の疾患がある場合は、注意が必要です。
銅の過剰摂取について
銅は必須ミネラルですが、過剰に摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
過剰摂取による症状としては、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などがあります。
また、長期間にわたって過剰に摂取すると、肝臓障害や神経障害を引き起こす可能性もあります。
銅の過剰摂取は、サプリメントの過剰摂取や、銅を多く含む食品の過剰摂取によって起こる可能性があります。
通常の食生活を送っていれば、過剰摂取の心配はほとんどありませんが、サプリメントを摂取する場合は、用法・用量を守ることが重要です。
銅と健康に関する豆知識
- 銅は鉄の吸収を助ける: 銅は鉄の吸収を促進する働きがあるため、貧血予防には銅と鉄を一緒に摂取することが効果的です。
- 銅は骨の健康に重要: 銅は骨の形成に関与しているため、骨粗鬆症予防のためには十分な量の銅を摂取することが大切です。
- 銅は美容にも効果的: 銅はコラーゲンの生成を促進するため、肌の弾力を保ち、シワやたるみを予防する効果が期待できます。
- 銅はストレス対策にも: 銅は神経伝達に関与しているため、ストレスを軽減する効果も期待できます。
まとめ
銅は、健康を維持するために欠かせない必須ミネラルです。赤血球の形成、骨や血管の強化、エネルギー産生、免疫機能の維持など、様々な働きをしています。
銅を多く含む食品をバランスよく摂取することで、健康維持することができます。
ただし、過剰摂取には注意が必要です。サプリメントを摂取する場合は、用法・用量を守り、過剰摂取にならないようにしましょう。

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