あなたは大丈夫? 意外と知らない血糖値スパイクの危険性
永田勝太郎先生がお亡くなりになって1年が過ぎました。
去年の秋、先生がお亡くなりになったとお聞きし、衝撃を受けたのはつい最近のようです。
永田先生には多くのことを教えていただきました。
多くの教えの中でも、沢山の方に一番伝えていきたいと思っていることは、血糖値スパイクと低血糖の害についてです。

皆さんは、「血糖値スパイク」という言葉をご存知でしょうか?
これは、食後に血糖値が急激に上昇し、その後急降下する現象のことです。
実は、この血糖値スパイク、私たちの体に様々な悪影響を及ぼす可能性があることが、永田勝太郎先生をはじめとする専門家の間で指摘されています。
1・血糖値スパイクの何が問題なのか?
- 自覚症状が少ない: 眠気や倦怠感など、一時的な症状が多いので、血糖値スパイクが起こっていることに気づきにくい。
- 健康診断で見つかりにくい: 通常の健康診断は空腹時に行われるため、食後の血糖値の変化を捉えられない。
- 放置すると危険: 血糖値の乱高下は、血管や膵臓に負担をかけ、糖尿病のリスクを高める。
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2・具体的な症状
血糖値スパイクが起こると、次のような症状が現れることがあります。
- 眠気、倦怠感、集中力低下
- 尿量増加、口渇
- 頭痛、異常な空腹感、冷や汗
ちょっと昔の話ですが、うちのスタッフがお母さんの介護中にストレスを溜めながら、倒れられないと大食い、甘いドリンクの爆飲みをしていた時期があります(今はそうではありません)
その時期に、よくPCでの事務処理をしながら、眠気に勝てずに居眠りしてしまっていました。
その時に気づいて上げられれば良かったのですが、血糖値の乱高下が続いてしまったようで、投薬治療が必要な糖尿病になってしまいました。
食後の我慢しきれない眠気には、要注意です。
3・血糖値スパイクの診断
通常の健康診断では発見が難しいため、食後30分~60分後に血糖値を測定する必要があります。
購入の料金はかかってしまいますが、FreeStyleリブレ2というリアルタイムグルコース測定し、
1分ごとにスマートフォンへ自動的にデータを送信できる測定器が販売されています。
これは24時間連続で、2週間測定できますので、血糖値スパイクがあるか無いかがよくわかります。
永田勝太郎先生からの警鐘
永田先生は、著書「『血糖値スパイク』が万病をつくる!」の中で、血糖値スパイクの危険性について詳しく解説してくださっています。
そして「血糖値スパイクは、決して軽視できるものではありません。」とおっしゃっています。
4・予防と対策
日頃から食事内容や生活習慣に気を配り、血糖値スパイクを予防することが大切です。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
- 食事は、野菜から先に食べる
- 白米よりも玄米、パンよりも全粒粉パンを選ぶ
- 早食いを避け、よく噛んで食べる
- 食後は軽い運動をする
- ストレスを溜めないようにする
- GI値が低い食べ物を食べる
血糖値スパイクは、健康な人でも起こりうる可能性があります。
永田先生のご著書などを参考に、血糖値スパイクについて正しい知識を身につけ、健康管理に役立てていきましょう。
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